異なる世代との交流を通して育まれる豊かな感性
平成19年(2007年)に認知症の方のグループホーム「ユーカリ優都ぴあ」に併設する形でスタートした学童保育所です。認知症の高齢者の方々と小学生の子どもたちがふれあいながら過ごすことのできる、千葉県内で初めての施設として立ち上げられました。
たくさんの草花が植えられたケアガーデンや、広くて自然がいっぱいのグラウンドで楽しく遊ぶ子どもたちは、人と人との触れ合い、自然との触れ合いを通して思いやりや優しさ、愛情、そして時には痛みを知り、豊かな感情を身につけます。
一方、子どもたちの感性とパワーはグループホームの高齢者にとっても大きな刺激となり、施設内はいつもいきいきとした活気に包まれています。

新たなステップを踏んだ2025年
そして今年(2025年7月)、お隣に「ユーカリしぜんのこほいくえん」が設立され、園児たちも施設に訪れてくれるようになりました。それに合わせて保育園と学童保育所の子どもたちが共有で利用できる遊具(ブランコ、すべり台、鉄棒など)が設置され、自由に遊んでいます。学童の子どもたちは自分よりも小さな園児との交流の中で、距離感や力加減などの大切さを知ることができ、とてもいい勉強になっています。保育園の先生からも、園児たちが学童の子どもたちとの触れ合いをとても楽しみにしてくれていると聞いています。
優都ぴあに通う子どもたちは元々ご高齢の方々との触れ合いの経験から相手を大切にするという下地が育まれていたことで、乳幼児との交流もすんなりと始めることができたのではないかと考えています。

世代間交流と地域連携を学童保育所のお手本として
学童保育所では子どもたちが入所する際、親御さんに小学校との情報共有についてご了承をいただいています。子ども一人ひとりの状況をお互いにしっかりと把握することで、その子にあった接し方を考え、なにか問題があったときにも適切な対応ができるようにしています。その他にも地域の安全を見守っているボランティア団体(クライネスサービス)の方や宮ノ台自治会OBの方々とも連携して、子どもたちが安全に通学・通所できるよう見守り活動も行われています。

高齢の方々や保育園児といった違う年代の人々との深いコミュニケーション、そして地域との連携など、学童保育所として最先端の活動を続ける優都ぴあは、保育の現場に立つ方々にとっても多くのことを学べる場所です。そうした環境を活かして、今後は保育士の専門学校さん(法人で設立したユーカリが丘国際福祉専門学校)や既存の保育所さんが実習に来ていただくこともできるような体制を整えていきたいと考えています。
ユーカリ優都ぴあ学童保育所を管理する高橋先生のインタビューを行った記事が「千人千通りの物語」に掲載されておりますので、そちらもぜひ御覧ください。